夜間延滞便

帰宅時。
奈良へ帰るための電車が止まってます。
今車内です。
発車済みです。
後に引けません。


……帰れるのかなぁ(;￣▽￣)

別に腹立てる気はないですが、車内が暇。……本持ってこりゃ良かったな。小説書いても良いんだけどね。


つか！
警察の指示で運転できないってどういうこった！
ていうか見合わせるならもっと早く言ってー！遠回りで帰ったじゃないか！
でも現場検証らしい。…うん、良い響きv (笑)
警部ー、現場検証って相場はどれ位かかりますー？ いや由美さんか、この場合。

淡い期待と早朝トラブル

朝方。
特に何かしたわけでもなく（というか4時とか5時とかの時間帯寝る以外にやることないです）ただひたすらに寝てたんですがそこでいきなり厄介なもの発生。


「足がつった」


…間抜けと言えば間抜けですよ。でも寝てただけなんだって！…だから余計に間抜けなんだろとか言わないでorz
うん。疲れてたんだよ、要は。この1ヶ月の業務時間186時間ですよ。元々は140時間～180時間内の業務時間という契約なんですよ。…まあ元々スケジュールが遅れてるが故の残業なのでやるべくしてやってる残業です。だから違反だー何て言える権限無いなら「忙しいなら仕方ないじゃん」という感覚でしかありません。

でさ。
今月はそんなこんなで残業時間が多いです。この忙しいのは来週いっぱいだそうです。ということは。少なくとも再来週以降はほぼ定時で帰らせてくれるんじゃないのかなと思うのです。少なくとも今月は。

なので、今のところ26日は安泰かしらと思うんですが、別に26日のはDVDあるし最悪間に合わなくてもOKなんですね。もし上司が「振替で取れる休みいつが良い？」と訊いたなら迷わず「来月20日」と答えたいところですが明らかに不審がられるのでどうしようか考え中。9月の疲れを取るための休みが来月後半って意味ないし(笑) 多分普通は今月の22日だろうね。同じ月曜なら翌週の26日のが……(笑)

DVDあるから構わないんじゃないのかよって？まあそれはそれ、これはこれですv 観れるなら観たいじゃん(´▽`) でもやっぱ本命はパープルネイルー！これは見させて上司ー！千歩譲って一切間に合わなかったとしても7時半とか8時とかには上がらせてv じゃないと1時間も観賞時間取れないから( ´ω`)

優先事項

今日と明日頑張れば世間的には3連休。……休日出勤とか入らないかなorz 先週はW飲み会で一向に休めなかったし。プラスして日曜は基本的に遅くまで寝れないんですよね。10時半からCS放送なので…。たまに30分観賞してから寝ますけど、寝すぎると晩寝付けないで月曜悲惨なことになります。コナンある月曜はスタミナあるのが前提です。

というのが朝書いた文面。
本日どうやら2連休らしいことを聞かされました。日曜か月曜か訊かれたので、「どっちかと言うと月曜が…」と答えたのは連休目当てでなく、単なるCS見たさ(笑) まあ何だ。日曜は大河ドラマも見たいことですし。月曜は普段業務あるし、何と言ってもコナンないし。大概CSコナン放送日の日曜は抜かすべき理由が分からないし。それに次旅芝居一座で作監青野さんだしv 所詮そんな不純な理由(笑)

でもさ。
ただでさえ月曜取られてるのに日曜の幸せまで取られる権利はないと思うんだよ。だからこそ今回月曜を選んだわけで。彼是日曜の一時は数回しか逃したことないと思うし。数回は映画の舞台挨拶の犠牲とか(笑)その場合は平日見直しがきくんですが、今はそうも行かず。日曜逃したらそれまでで。だからこそ日曜逃したくないんだ。

まあこれが例えば来月20日なら日曜取ったろうねぇ。たとえちょっきり録画が不可能であろうとも。

最高優先がコナンならライバルもコナンなんですよね。難しい人だ

そして23時間15分

何かその昔、責任者に近い上司が言ったことがある気がします。

「残業は20時間まで」

と。…それも後15分で届くんですが良いのかな。つーか今日の業務で明らか届くよ。連日22時上がりなお陰で眠たいこと眠たいこと。2週間目はちょいとキツいです。真面目にどこかで休暇が欲しい。うん、26日とかで良いよ。来月20日に先延ばしでも構わないけど。

まあ確か業務が忙しい場合は最高残業可能時間が延びたはずなんですけどね。
……たださ、眠気と体力が今週一杯持つ自信がないorz サポーター上司は私以上に勤務時間長いのでそっち思うと贅沢な思いかしらと思わないでもないですが。

でもさ！1時間半の帰り道、一切座れず寝れないのは体的に優しくないと思いますっ！…まあお陰で夜は速攻寝れますが、睡眠時間あって5時間・なくて4時間が2週間で、仕事の効率化は後半においては低下するのではないかと…

帰宅遅い上、朝早いからなぁ…。
でさ、910なんてやってる暇が一切ありません。…開設以来初めてだよ…。968にしてもそうですが、埋め合わせはまたします。合同の可能性は低い気もしますが。平次いたらまだしも、この二人だけはまだ違和感あるのです。コナンでなくて新一の場合は(笑)

でも優先は
江戸川<パープルネイル<968=910
です。
うん。前々から「本誌連載時・単行本発売時に祝えなかったからアニメ放送時に何かやるさ」と言ってたし♪ まあ言ってもトップ絵描く程度ですけどね。とりあえずパープルネイルは確率高いと思います。何せ構図は考案済み。むしろ江戸川のが未定です(笑)

本編ならぬ予告感想

「定時で帰るの無理ならむしろ休ませて！」

昨日、遅い夕飯食べながら思わず口走ったその言葉。
ちょ！聞いてない！聞いてない！！むしろ魔術師の予告はあると思ったけど…！


パープルネイル！


頼むよスタッフ！
せめて祝日にやって！いくらでもあるじゃん！その前週とか休みじゃん！何でよりにもよって平日なのさ！

これだけは！これだけは丸々リアルで見たいんだよ！だって邂逅だよ邂逅！個人的には第二の邂逅話なんだよ！定時で帰れた場合ですら7時20分頃なんだよ！―でも最悪3つのタブーには間に合うと思うんだ。百歩譲ってOPから見れないのは良しとしよう。でも3つのタブーだけは！3つのタブーだけは見させて！あそこはリアルで見たいよ！あそこだけは！

さすがに1ヶ月以上開くからには作画は良さげで。演出は最初から期待しているわv なので大きく裏切って下さい、良い意味で。


でもさ、それこそ予告で「3つのタブーシーン」とか、「人混みの中からの襲撃シーン」とか、「『ゼロ』シーン」とか無くて良かったよ。ちょっと寂しいけど。あったらあったでテンション大変だったと思うし(笑)

そして密かにネクストヒントで半分快斗が出てたのがもの凄く嬉しかったのですv

ならばバカだとなじるがいい

最近は何となく朝の通勤時に小説書こうと思わない…。何だっけ。周りから携帯画面見えにくくするあれ。買おう買おうと思い未購入なのはいつからだろうか。 まあぶっちゃけた話、今大してまともな文面も書けないんですけどね。何か展開具合と描写がいまいちだorz スランプなのか疲れてるだけなのか。

というわけで、まだ気楽に書ける日記の文だけ先に書いてます。

先週は大概10時まで仕事してました。帰りゃ11時回ってます。そこから軽く夕飯食べてお風呂入って～なんてしてると寝るのは普通に1時頃です。翌日も仕事なら遅く寝るのは御法度です。これにさらに30分プラスなんてやってられません。

見れる可能性があるなら、遅めで軽めの夕飯食べてる時。でも毎回録画してるとは言え、してるのはHDです。夕飯食べるリビングではビデオしか見れません。なので帰宅時間にあわせて毎回夕飯前後のどっちかに鑑賞します。そのため夕飯食べながらしか見れない可能性があるなら…と取った選択肢。


「通常録画用にHD録画。鑑賞録画用にビデオ録画」


史上最強な録画方法。かつてCS放映した銀翼でしかやったことない手法です(笑) そして親はここまでやってるのは知りません。予防線張りすぎですが何か？

うん。というか結構前から思ってたんだけどさ。月曜なのに、夕飯時に昔の見るのも変だよなぁ…と。いや変じゃないけどどうせなら本放送見れりゃ時間短縮になるじゃないですか。でも二重録画はさすがにやりすぎだろと(笑)今回はまあ時間無いので当日の内に見るためにはこれしかない！と。

世間体？何それおいしいの？状態ですが何か。

背に腹は代えられないんだ。
これが私のコナン愛v(笑)

手負いぱらだいす

ゴメン、快斗。
何か今週疲れすぎて上手く絵が描けないよ…orz
再来週位に休みあるとかないとか話が出てますが。
疲労感がたっぷりだ…。でもさすがに明日は9時には帰りたい。
連日の10時上がりは月曜はもの凄く避けたいです、ええもの凄く…。
そのためにはスタミナたっぷりじゃないと活発に仕事できないよ…。

とまあ、黒羽がリアルで祝えそうにないので、
出来上がってる結託でも代わりにおいておこうと思います。
「待ってたわ」な方がもしいらっしゃいましたらお読み下さい。
（初見の方はさすがに展開が意味不明だと思うので、
　右上の『求めない結託』より1章よりどうぞ。）


色々趣味というか欲望のままに書いた章なので、
私の好み路線がどんなものか知りたい方は比較的それが掴みやすいかと。
自分の中では、それは友情ですらありませんが、宿敵関係の中では
最上だろうと思ってる場面展開。シチュエーション的には
そこそこ昔から懐温めていたものです。多分、思いの何処かには、
こういうシーン書きたくて、探怪シリーズ始めたんだろうと思うほど。

お薦めBGMは、コナン曲集３より、
「愛は暗闇の中で」＞「Growing of my heart」＞「START」でしょうか。
この辺聴きながら、話考えるのが私の中ではノりました。
うん。歌詞は置いといて曲調が。歌詞気にしたら恋愛物になりかねない…。
野郎共絡み多いサイトですが、私にそれ求めても無意味です。
……未だに初めて迷い込んだ時の衝撃は忘れないよorz

「愛は暗闇の中で」は、私自身が文章読むスピードと、場面展開具合が
丁度良い感じにマッチしてくれますｖ　さすが組織編OP。緊迫感ばっちりだｖ

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「『殺される』って……」
 
　予想外の言葉に、コナンは驚いて快斗を見返す。

「でもお前、そんな根拠一体何処から……？」

　不思議そうに訊ねるコナンに、快斗は不自然に目を逸らした。

「――盗聴器」

「……え？」

「警部の家の留守電確かめた時に置いてきたんだよ。

　もしかしたら犯人から連絡来るかもしれねーだろ？それでちょっとな」

「それで？連絡が来たのかよ？」

「ああ……」

　沈みがちにそう答えると、快斗はそのまま出入り口へ向かった。

「――あ、おい！待てって、キッド！」

「下りるならご自由に」

「は？」

　行き成り言われた言葉にコナンは首を傾げる。

快斗は出入り口のドアへ手をかけてからコナンを振り返った。

「日常生活にコソ泥の常習犯持ってくるのは気に食わねーんだろ？

　なら無理には頼まねーよ。仕掛けてんのはこれだけじゃねーから」

「はぁっ！？」

　言うだけ言うと、快斗は外へ出る。その行動にコナンは呆然とその場に立ち尽くすが、足早に階段を駆け下りるその音で我に返った。

（――マズイ！）

　立たされた現状に、コナンは慌てて快斗の後を追う。

（あの野郎っ！考えるところで考えろっつーんだよ！）

 

　視線の先に車道が見えて、快斗は走る足を止めた。

（あーあ、何やってんだかな、俺。でもしゃーねーじゃねーか！

　あの状況じゃ盗聴器つけてでもいねーと、何かあってもすぐに行けねーんだから。

　つーか、別に犯罪に使うわけじゃねーんだし、盗聴器位憂慮したっていいだろうが！）

　本人には伝えなかった愚痴を心中で呟く。頑固なのか寛容なのか、いまいちよく分からない探偵の精神に快斗は眉をひそめた。

「――と。今は警部と青子だな」

　ここで時間を取るわけにはいかない。快斗は残りの階段を下りると車道へ出て走りだした。――丁度その時である。背後から轟音がしたと思うと、一台の車が猛スピードで突っ込んでくる。

「――なっ！？」

　その音に振り返った快斗だが、向かってきた車のスピードは、逃げる暇を与えない。

（ちょっ！待てよ！何で――！？）

「――バカ！避けろ！」

　馴染みの声が聞こえたと思うのと同時に、後頭部から頭をコンクリートに打ち付ける。

「痛てっ！」

「『痛てっ！』じゃねーよ！急ぐのは勝手だが、少しはこっちの話も聞け！」

　そう怒鳴るとコナンは道路に片手を付きながら起き上がる。依然道路に寝そべったままの快斗をしかめ面で見下ろすと、前方へと目を向ける。

「おい、走れるか？」

「はい？」

「轢かれて死にたくなけりゃ逃げた方が良い」

「轢かれてって――」

　身体だけ起こしながら言うと、快斗は途中で言葉を切った。

「おい名探偵、お前顔……」

「ああ、これか」

　快斗の言葉にコナンは自分の頬に手を当てる。一点が赤く滲んで血が出ている。

「かすり傷だろ。怪我の内に入らねーよ。――それよりオメー、人の話聞いてんのか？」

「『轢かれたくなけりゃ』ってやつだろ？今轢かれそうになったばかりで、何で――」

　背後から聞こえてきた音に、快斗は話を止めて後ろを振り返る。

軽快なエンジン音がなったと思うと、先ほど快斗を轢こうとした車が動いて見えた。

「あー……えっと、何？逆走してまで突っ込んで来る気ってか？」

「だろうな。死にてーなら、そのまま寝そべってろ」

「――冗談！」

　コナンの言葉に、快斗は慌てて起き上がる。それを見届けてから、コナンは短く叫んだ。

「行くぞ！」

　言いながら走り出すコナンの後を、快斗も急いで追った。

 

「つーか何なの！あの車！？」

「中森警部の娘ってのを襲った奴らだろ」

「え！？」

　後ろを気にしつつも、二人は街中を疾走する。車の方は逆走していることもあるのか若干動きが鈍い。しかし、方向転換が出来るほど広い道路でもなければ、脇道も見当たらず、コナン達はひたすら前に突き進むしかなかった。行き成り降りかかった災難に、快斗は思わず疑問を口にした。返事を期待したわけではないが、返って来た言葉に快斗はコナンを見返した。

「オメーと会う前、現場見てた時から張り付いてたよ。

　だから余計に地元民が来る所はパスしたかったってわけさ。

　つけられてねーかは確認してたんだけどな」

「――な！おい、ってことは待てよ！なら今回の事件でマークされてるのは……」

「当事者である中森警部とその娘を除けば、俺たち二人もそうだろうな」

　本来の目的である中森を襲うより先に、その娘を襲った時点でかなり非道な相手であることは明らかだ。そんな人間が相手なら、事件の捜査を始めた人間も殺害対象に入るはずである。コナンは視線だけ背後に動かした。

（ちょっとヤバそうだな……）

　走りながら一瞬顔をしかめると、コナンは視線を元に戻す。

「おいキッド。この道進んでも病院には戻れるのか？」

「え？……ああ、まあ。しばらく行った先にある曲がり角曲がりゃ、行けねーことはねーけど？」

「なら、オメーはそこから病院に行け。こっちは俺が何とかする」

「な、何とかって……おい、相手は車だぜ？」

　いくらこの手のことに慣れてるとは言え、子供一人で何とか出来る相手ではないだろう。

「バーロ。車相手よりオメー相手にする方が厄介だよ」

「……褒められてんのか微妙なんですけど」

　コナンの言葉に快斗は思わず苦笑いする。しかし、コナンはその呟きには耳を貸さない。

「それに心配なんじゃねーのかよ。中森警部とその娘が」

「いや、そりゃそうだけど……。何かすっげー面倒なことに巻き込んでんだろ。

　それでこっちだけ安全地帯ってのは、いくらなんでも――」

「安全地帯じゃねーよ。そっちはそっちで別の人間が中森警部達狙ってんだろ？

　そこに飛び込むんなら、それはそれで危険さ。それに――」

　コナンは言葉を切ると、走る足を止めて後ろを振り返る。

――曲がり角はもう目前だ。

「こういう巻き込まれ方が嫌なら、そもそも依頼は受けねーよ」
 

　言い終わると同時に、コナンは靴の出力をオンにした。


 

「おい！とっとと行け！」

　動く気配の無い宿敵に業を煮やして急き立てる。事件依頼をしたのは快斗であり、結果的に命を狙われる原因すら作ったのは確かに事実である。普段から「殺しはしない」と謳われている怪盗だ。犯罪者の割に、極端に人が傷つくのを嫌っているのを思えば、今の状況を見過ごすことが拒まれる理由も分からないでもない。しかし今は一刻を争うのだ。この際、巻き込んでしまった相手を助ける助けないも考えてる暇は無いだろう。

「――行けっつってんだよ！病院にいる連中が死んでも良いのか！！」

「それは――！」

「だからこっちは任せて、オメーはそっちに行けっつってんだよ！」

　命令というより、むしろ怒って怒鳴るように叫ぶ。

「聞き分けのないガキじゃねーだろうが！何度も言わすんじゃねえ！」

　――気迫負け。

そうだと言えばそうである。しかし、ここまで言われては今更手を貸すのも躊躇わざるをえない。青子や中森、そして見張りを頼んでいる母親と亡き父の付き人。彼らの身が危険なのも同様だ。

「……悪い。でも気をつけろよ、名探偵」

「そういうことは、そういう心配がある人間にだけにしろ。俺はそこまでヤワじゃねーよ」

　コナンの言葉に、快斗は可笑しげに笑みを浮かべると、そのまま病院へと走った。

その快斗が見えなくなる頃を見計らって、コナンはベルトをスタンバイさせる。車との距離が狭まったところで、コナンはタイヤ目掛けてボールを蹴りだした。半端ないボールの勢いで、車は見事に方向感覚を失う。タイヤのスリップ音とブレーキの音が、住宅街の静寂を見事に断ち切る。電柱や民家の瓦礫にぶつかりながら、ようやく動きが止まった。

　止まった車内から慌てて男が飛び出した。足早に立ち去ろうとするその男の目の前に、コナンは立ちはだかる。

「――っ！？」

　思いもよらぬ展開に、男は言葉を飲み込んだ。

「逃げようとしたってことはお兄さんは主犯じゃないみたいだね。

　ってことは、主犯はあの刑事さんかな？」

「……もしそうだとしても、お前みたいなガキに何が出来る？」

　蔑むように怪しく笑うと、男はズボンのポケットから小型のナイフを取り出した。

「一緒にいた奴は怖気づいて逃げたっていうのに、ガキの分際で俺に啖呵を切る気か？

　フン。大したガキだな。まさか殺されるために残っているわけじゃあるまい？」

「ああ、もちろん」

　ニヤッと笑うその表情は、もはや子供のものではない。子供には似つかわしくないその不敵な笑みに、男は身構えた。――その一瞬が命取りとも知らないで……。

　突如鈍い音がしたと思うと、男が道端に大の字になって倒れる。コナンは倒れた男に近寄るとその場にしゃがみこむ。傍にはまだ空き缶入れが転がっている。

（……おいおい。あまりにも使えなさすぎんじゃねーのか？この男）

　車での追跡は大したものだったが、伸びている男を目の前にして、コナンは首を傾げて眉を寄せる。車を出て
からの男のやられっぷりに、肩透かしを食らったようにコナンは呆れ返った。

　男の内ポケットから免許証を探し当てると、それを手にしたまま立ち上がる。

「――いてっ！」

　行き成り走った右足の痛みに、コナンは顔をしかめた。よろついた足取りで、何とか壁際まで歩くと、壁に背をつけながら右靴を脱いだ。

「……マジでヤバかったな」

　右足のほぼ半分が青紫色に滲んでいる。車から逃げる際、全力疾走したのも影響しているのだろう。痛みも最初に感じた時よりは酷くなっている。

（まあ、状況が状況だったからな。さすがにあの野郎も気付いてねーだろうが……）

　コナンが快斗を一人病院へ行かせたのには二つの理由があった。

もちろん一つは当事者である二人と、その警護をしているという快斗の母親と知人の安否を気遣ってのことだ。そしてもう一つがこの足である。寺井の経営するビリヤード場『ブルー・パロット』。その前で起こった轢き逃げ未遂。

　昼間の一件で命が狙われる可能性は考えていた。そのため、快斗が聞いたという留守番電話が、自分たちを外へおびき出すための罠であるなら、外に出た瞬間に殺されるだろう。しかし、そんな話を一切知らない快斗にしてみれば、行き成り襲われれば、驚いて行動が停止するのも必至だ。それに気付いてコナンは慌てて快斗の後を追った。外へ出たコナンが見たのは、先のとおりであった。快斗が轢かれそうになる直前、反射的に快斗を庇ったは良いが、その際に右足首を痛めることになったのである。
 

　事態が切迫していたため、走って逃げていた際は気付かなかったようだが、長く一緒にいれば快斗がそれに気付く可能性は高くなる。その場合、快斗の性格を考えれば、自分から捜査役を降りるよう頼むだろう。コナンにしてみれば、それはもう既に乗りかかった船。探偵をやっていれば、こんなことは日常茶飯事である。変に気を回されるのも癪に障ると、コナンはいち早く快斗を自分から遠ざける選択肢を取った。

（ともかく俺も病院には行ってみるか）

　もし犯人が3人以上であれば、自分以外の4人も守りながら2人以上の犯人を相手にするのはさすがに厳しい。中森と顔を合わせる危険性を思えば、病院内へは入りづらいが、それは状況次第で決めれば良いだろう。コナンは警察へ一報入れた後、痛む足をかばいながらゆっくりと病院へ向かった。

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とかそんな話。
男前コナンを目指して書いたコナン好きーｖ(笑)

で。この章書いてる際に描いた挿絵もどきたち。
折角なので、再度上げてみる。

 

左側は、「とっとと行け」辺りのシーン。
頬怪我は元々予定してたので、こんなイラスト仕上がりました。
当初は、二人共多少怪我して、その後でコナンが快斗に指示出す、
という予定でした。で、怪我心配して留まりがちな快斗に再度、
なシーン。実際書き起こしたのはシンプルなものになりましたけどね。

右側は、足の痛みに顔しかめるコナンを描こうとしたら、
腕に怪我しちゃったーｖという、捏造挿絵(笑)
根っから探偵の頭で動いてる時のコナンは非常に大好きですｖ

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