聖なる夜に色気なく

探怪やってる人間としてはああいう関係は凄い好きです。むしろ「じゃあ、今後探怪的関係性は原作主義ってことでv」とさえ思ったさ。でも…でも！

――あれは衝撃以外の何者でもないよ！


と総合感想述べたところで、本誌詳細感想。
後半しか書いてませんがネタバレ度は相当なので未読の方はご注意を。











分かりやすくツッコミ点をツッコむ度合いの高い順からまずは表題列挙していきたいと思います。

『あんたら仲良すぎだろ』
『捕まえるせめて自己表示してくれ！』
『ちょっと待て！名探偵！』


の主に3点。
…まあ突き詰めると一番上の1点に絞られるんですけどね。


では具体的に。

……個人的に野郎共に対してこの表現使うの嫌なんですが。でも普段の関係性から言って、この表現が最適だと思う。だってあれはどう見ても

『仲良すぎ』

変な意味でなくて(←ここ重要)
確かに状況的に対決モードにならないのは仕方ないと言えど、あれは緊張感なさすぎでしょうて。
お互い緊張感や敵愾心が一切ないって、それ宿敵としてどうなんだとか、捕まえる側・捕まえられる側としてあるまじき心掛けだろとか。――いや。単に

宿敵のくせに気心知れた友人みたいに話すんじゃねーよ！

と。
ビビったよ、何だよコナン！何で自分そんなにフレンドリーなのさ！？キッドはともかく、宿敵目の前にして穏やかな君はどう考えても変だよ！誰あなた？な感じだよ！

キッドが仕事しやすいように警察追っ払う(しかもあえて嘘言って)とか、逃亡見送るとか！むしろ下手すりゃ共犯で捕まるよ、名探偵！(笑)
確かに今回は次郎吉さんの依頼だったかもしれないけど、それでももうちょっと捕まえる側らしく対決心オーラ位だそうよ。あれじゃただの日常話じゃん。
しかも驚くべきは協力申し出たり、捕まえる気ないと本人にそれとなく言及してるところだよ。
最初は小憎たらしく推理披露してたかと思えば、快斗の状況見ての態度一変。

「な、何か大変そうだな。手伝おうか？」

って！コナーン！それはどうなんだ！
やんわりと素人には無理と言ってる辺りは嫌いじゃないですが(笑)
以降、やたらと緊張感ない会話が続いていくわけですが。各シーンの感想はまたおいおい。
今回最も衝撃受けたのはここですよ。

「しかし無茶するねぇ……。一歩間違えば捕まっちまうのに」


(・_・)
(・_・;)
(；・д・)

Σ(￣□￣;)


ちょっ！！
つ、捕まえないって言ってるよ！この人！
しかもハートフルだと評価してるよ！この人！
おまけに逃走時は、窓のサッシに両手置いて眺めてるだけって！

お前それでもキッド捕まえようとしてる探偵かぁっ！


というのがとりあえず言いたかった感想。
……むしろ今回の話、二人の関係性が友人みたいなものと言われても信じれるフレンドリーさだよ(笑)