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どういうわけか、ここ最近、
無性にたこ焼きが食べたい。
無性に手作りか大阪のたこ焼きを食べたい。

その対象範囲が関西か、大阪限定か知りませんが、
「一家に一台たこ焼き機がある」
と言われがちな気がする関西地区。
一体何処からそんな話が出てきたのか、昔から不思議だった。
……うん、まあうちの家は1台ありますけども。

子どもの頃行ってたスーパーの一角に
軽食フロアのようなものがあったんですが、
そこで家族でお昼食べた後、たこ焼き買ってもらったんですね。
ただ、予想外に量が多くて食べきれなくて、残す結果になって、
父親からコテンパンに怒られたことがあり、それ以降外でたこ焼き食べてない。

同じく子どもの頃……小学高学年の時かな。
友人の家に5~6人で集まって、
たこ焼きパーティーやったんですね。
そこの親御さんが事前に生地作っててくれて、
子供達で、それをたこ焼き機に流し込んだりクルクルしながら。

それ以降はしばらく食べてなくて、
稀に冷凍物のたこ焼き買ってきて、レンジでチンと言わして食べる程度。
でも、彼是5年くらい食べてない気がするたこ焼き。
『食べ歩き』というのに気が引けて、大阪の食いだおれ近辺行っても、
なかなか買う勇気湧かず、結局本場のたこ焼きを食べ損なう。

自分で作って焼いて、生地回せるようになった位に、
自分でクルクルやって、ひっくり返すというのがやりたくて、
それを母親に言うと『それやるには、機械が小さすぎるわ』と却下。
自宅にあるたこ焼き機は、14個同時に焼けるものです。
複数人で食べたら、すぐに食べ終わって、食べれないじゃないと。

――私、別に家族全員で食べたいなんて言ってないよ!
生地勝手に作って、勝手に1人で食べるからそれで良いじゃん!
と、言い返そうかと思いきや、言葉だけ思えば自分が非常に薄情に感じて、
すごすご引っ込んだ。……まあ、1人だけってのも寂しいけどな。

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