帰りがけ北海道出身の上司が言いました。
「関西弁で『いかれんのか』って、『行けるのか』か『行けないのか』のどっち?」
と。
…すみません。頭で真っ先に変換したのは「(頭が)イカれんのか」で、一瞬何のこっちゃ分かりませんでした。しばらく唸った結果
「両方使いますよ。親しい間柄なら『行ける』意味でも使いますし、そうでもないなら『行けないのか』の意味ですかね?」
と答えました。
前者はいわば『行けんのか』の変化系。
「この日やったら行かれんのか?」
「用はないけど行きたかねぇ」
みたいな。
後者は『行けれんのか』の変化系。
「用があんだよ」
「ホンなら行かれへんのか」
みたいな。状況でも随分変わるんですよね。現にこの「いかれる」他にも意味はあります。
「ゴメンなぁ、壊してしもてん」
「……さよか」
「何や珍しな、いかれへんの?」
私は使いませんけどね。怒るが大概ですが、こんな使い方もあるはずです。
「これ、おばあちゃんのやねん」
「ホンマか!なかなかイカれんのやなァ」
壊れる、ですね。冒頭の「言動がおかしすぎる変人」を表す意味もあります。平次と和葉ならしょっちゅうやってそうなやり取りですね。
「そんなんばっかり言うてたら、頭イカれんで!」
「イカれとるお前に言われたないわ」
「何やてェ!?」
とか。
その他は普通に敬語として「行かれんのですか?」と否定の意味で使ったりもします。用途多すぎて小説では迷うほど。逆に便利ではあるんですけどね。『えらい』とか特に
とまあ、上司との会話から波及した私的関西弁論。あくまで個人的理解です
「関西弁で『いかれんのか』って、『行けるのか』か『行けないのか』のどっち?」
と。
…すみません。頭で真っ先に変換したのは「(頭が)イカれんのか」で、一瞬何のこっちゃ分かりませんでした。しばらく唸った結果
「両方使いますよ。親しい間柄なら『行ける』意味でも使いますし、そうでもないなら『行けないのか』の意味ですかね?」
と答えました。
前者はいわば『行けんのか』の変化系。
「この日やったら行かれんのか?」
「用はないけど行きたかねぇ」
みたいな。
後者は『行けれんのか』の変化系。
「用があんだよ」
「ホンなら行かれへんのか」
みたいな。状況でも随分変わるんですよね。現にこの「いかれる」他にも意味はあります。
「ゴメンなぁ、壊してしもてん」
「……さよか」
「何や珍しな、いかれへんの?」
私は使いませんけどね。怒るが大概ですが、こんな使い方もあるはずです。
「これ、おばあちゃんのやねん」
「ホンマか!なかなかイカれんのやなァ」
壊れる、ですね。冒頭の「言動がおかしすぎる変人」を表す意味もあります。平次と和葉ならしょっちゅうやってそうなやり取りですね。
「そんなんばっかり言うてたら、頭イカれんで!」
「イカれとるお前に言われたないわ」
「何やてェ!?」
とか。
その他は普通に敬語として「行かれんのですか?」と否定の意味で使ったりもします。用途多すぎて小説では迷うほど。逆に便利ではあるんですけどね。『えらい』とか特に
とまあ、上司との会話から波及した私的関西弁論。あくまで個人的理解です
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