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子どもの頃の経験話って、
大きくなったらネタになったりするから面白いよね。

過去記事辿ると、意外と語ってなかったらしい
ウソのようなホントの話。
日常生活で、仲良くなった友人とか知り合いとかには、
大概話すネタなので、長くやってる日記で触れてると思ってたよ。
2005年8月以前に語ってたネタならすみません。
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多分、私が小1の時。(誤差があっても小2)
その日は雨が降ってたので、
下ろしたてのお気に入りの傘を持って、学校へ向かいました。
帰りは、同じマンションに住むクラスメートと2人で下校。

その途中、歩道の壁際に排水溝がありました。
その排水溝の底には苔がついていて、
その苔具合が子供心に面白く、
傘の先(持ち手でない方)で、こすりながら歩いてました。
(後ろ手でスーツケース引っ張ってるようなそんな状態)

で、その排水溝は道路の先の方が段差になっており、
川へと繋がってる別の排水溝と繋がってました。
説明画像A 説明画像B
こんな感じでしょうか。(歩道と道路はここでは同義です。)
文字のみの説明は、伝わり辛そうだったので、即席で用意。
歩道と歩道の間に、T字っぽく排水溝があったかもしれない…。
A図とB図は、排水溝を見る視点を変えた図になってます。

排水溝のフタは、あったりなかったり。
少なくとも、私が傘の先で、苔削ってた部分にはなかったです。
で、位置的にここの歩道付近の地盤?が低く、
雨が降ると、排水溝の合流地点が水で溢れます。
……まあ、要は、雨の日にこの近辺で遊んでると危険なわけです。

そんな中、苔削り遊びを決行してた私。
何かの弾みで、傘の開閉ボタンを押してしまったらしく、
手から傘が抜けて、排水溝合流地点の段差部分に引っかかりました。
下に落ちたわけじゃなく、手を伸ばせば届く位置。
そして、私にとっては、下ろしたてのお気に入りの傘。

止せば良いものを、その傘を拾おうと思ったものの、
排水溝近くの苔に足を取られて、排水溝内へボチャンッ!
丁度、背負ってたランドセルの大きさが、排水溝より1回り程度大きくて、
それがストッパー代わりになり、流されることはなかったものの、
開いた傘でせき止められた排水溝からは、水が溢れ出す、溢れ出す。

ただ、その時の自分に「怖い」とか「落ちる」とかいう思いはなかったらしく、
排水溝にはまった状態で、傘を引き抜こうと必死(笑)
自分自身が流れてしまうのを防いでる、小学生の必需品ランドセル。
さも段差部分に落ちないように、そこへの入り口を塞いでる新品の傘。
そのどちらかが外れたら、段差に落ちた際に脳震盪か、下手すりゃ水死。

一緒に帰ってたのは、男の子でしたが、クラスメートなので、当然小1。
どうするべきなのか分からず、ただ呆然と立ち尽くすのみ。(だったらしい)
そして、しばらくしてそこを通りすがったのが、驚くべきことに自分の姉
姉曰く、この現状に驚き、とりあえず私を引き上げることにしたらしい。
(※姉は当時小4。これが小2の出来事なら、小5です)

だがしかーし!傘のことしか脳内にない自分。
泣きじゃくって「傘ーっ!傘ーっ!!!」としか叫ばなかったそうな。
その言葉にキレたのか、姉が叫んだ言葉。

「アンタ!自分の命と傘とどっちが大事やの!!」
「傘ァァァァァ!!」

その時、姉は私の言葉に愕然としたそうです(笑)
その後、私は排水溝から引っこ抜かれ、姉におぶられました。
ただ、傘だけはなかなか抜けなくて、
仕方がないから、帰って事情話して、お母さんに取って来てもらうことに。
でも、その帰り道、私は「傘がァ!傘がァ!!」としか言わなかったらしい(笑)

それからしばらくして、涙もようやく乾いた頃、
母親がボロボロになった傘を持って帰ってきました。
そして、それ見た瞬間「うわぁぁーんっ!!傘ァ!!」と再度泣き出したと。
また同じの買ってあげるから、と後日買いに行ったら、
もう置いてなくて、さらに泣いたというエピローグすらある、幼少時代の想い出。
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いやぁ、まったく。
何ともバカですねぇ。

笑い話のように語ると、
母と姉から「笑いごとじゃないわァ!」と毎回怒られます。

確かに、自分の命より傘が大事だと即答するのはどうかと思えど。
そこまで、ホントに有り得ない位、大のお気に入り傘だったんだよ、あれ。
今でも忘れない、ピンク色のキキララの傘。
ボッロボロになって帰ってきた時の状態も、未だによく覚えてる程ショックで(笑)
物を大事に思う心というのは、必要だと思うんだ。うん。

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