「好かれたいものには、そうそう好かれないのに、
好かれたくないものには、あっさりと好かれる」
そんなことって、意外とよくあるような気がする。
むしろ、近づいてきた方が結果的に残酷であっても、
近づかれても逃げられる運命であっても、
あえて近づいてくるものって、人間一つはあると思うんだ。
例えば……
『 虫 』
とかな。
素手ではとてもじゃないけど殺せないから、
殺虫剤を、それが死ぬまで延々浴びせ続けたり、
上に紙乗せて、堅い物で思いっきり叩いてから、ゴリゴリと潰したり。
逆に私に近づくと、惨い最期を迎えることを、何故虫たちは分からないんだ。
ここ最近、夜とか凄い暑いじゃないですか。
うちの家には、メインの部屋にしかエアコンがなく、
自室にはエアコンがないので、寝る時は網戸通した外の風だけ。
今まではカーテン閉めて寝てたんですが、
それだと風通らなくて暑すぎるため、最近はカーテンを開けて就寝。
5時頃になると、虫たちが活発になり、
特にセミの鳴き声は、実に不快な目覚めアラームと化す。
網戸に張り付いて鳴き出した日にゃ、睡眠妨害も良いところだ。
ただ、私の場合、セミの『ジジッ!』という音すら悲鳴上げる程なので、
その音聞いた瞬間に、室内にセミが侵入したと思ってならない。
網戸が風のせいで少し開いてたら、
セミの侵入スペースくらい発生してるかもしれないじゃん?
かと言って、それを確かめる勇気もない。
それでもし、室内に侵入してたらどうすれば良いんだよ。
怖くて動けないし、怖すぎて声も出ないだろうから、確認不可能。
ある日の明け方。
ジジッ!!という音にビクついて、寝ぼけ眼で網戸を確認。
そしたら、こっちの気も知らないで、呑気に網戸にへばりついているセミ。
いーやぁぁーっ!!
と、ケットふっかぶって、ブルブル震えてたら、
その内、ジジッ!!と音立てて、何処かへ行きました。
そして、ある日の日中。
何の気なしに部屋の網戸を見ると、チョコンと1匹のセミが。
慌てて親呼んで来て、網戸越しに手でチョンッとしてもらい、
網戸からセミが旅立っていきました。
……そんなことが、この2週間で計4回。
内1回は、セミではなくカナブン。
――勝手にお前達の住処にしないでくれ!!
好かれたくないものには、あっさりと好かれる」
そんなことって、意外とよくあるような気がする。
むしろ、近づいてきた方が結果的に残酷であっても、
近づかれても逃げられる運命であっても、
あえて近づいてくるものって、人間一つはあると思うんだ。
例えば……
『 虫 』
とかな。
素手ではとてもじゃないけど殺せないから、
殺虫剤を、それが死ぬまで延々浴びせ続けたり、
上に紙乗せて、堅い物で思いっきり叩いてから、ゴリゴリと潰したり。
逆に私に近づくと、惨い最期を迎えることを、何故虫たちは分からないんだ。
ここ最近、夜とか凄い暑いじゃないですか。
うちの家には、メインの部屋にしかエアコンがなく、
自室にはエアコンがないので、寝る時は網戸通した外の風だけ。
今まではカーテン閉めて寝てたんですが、
それだと風通らなくて暑すぎるため、最近はカーテンを開けて就寝。
5時頃になると、虫たちが活発になり、
特にセミの鳴き声は、実に不快な目覚めアラームと化す。
網戸に張り付いて鳴き出した日にゃ、睡眠妨害も良いところだ。
ただ、私の場合、セミの『ジジッ!』という音すら悲鳴上げる程なので、
その音聞いた瞬間に、室内にセミが侵入したと思ってならない。
網戸が風のせいで少し開いてたら、
セミの侵入スペースくらい発生してるかもしれないじゃん?
かと言って、それを確かめる勇気もない。
それでもし、室内に侵入してたらどうすれば良いんだよ。
怖くて動けないし、怖すぎて声も出ないだろうから、確認不可能。
ある日の明け方。
ジジッ!!という音にビクついて、寝ぼけ眼で網戸を確認。
そしたら、こっちの気も知らないで、呑気に網戸にへばりついているセミ。
いーやぁぁーっ!!
と、ケットふっかぶって、ブルブル震えてたら、
その内、ジジッ!!と音立てて、何処かへ行きました。
そして、ある日の日中。
何の気なしに部屋の網戸を見ると、チョコンと1匹のセミが。
慌てて親呼んで来て、網戸越しに手でチョンッとしてもらい、
網戸からセミが旅立っていきました。
……そんなことが、この2週間で計4回。
内1回は、セミではなくカナブン。
――勝手にお前達の住処にしないでくれ!!
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