そしてよくある勘違い

もとより、自分の極度の虫嫌いに関しては
重々自覚してるつもりなんですが、
そんな自分でも、たまに異常だなぁ、と思うことがある。
そんな事思うのは大体決まって

何でもないものが虫に見える時

なんですね。
床に落ちてるホコリとか、壁の汚れとか、
紙切れが何かの拍子で舞った時とか。
尚且つ、虫だった場合、直視するの怖いため、
虫か否かと確認する作業も出来ず、どうしようもない。

今日、仕事から帰って来て若干眠たかったので、
昼食後、少しだけうたた寝しようと自室に戻ったところ、
机側にあるカーテンのレース部分上部から、
大きめの逆三角形の物体が引っ付いてるのに気付き、

――蛾か！？もしくは蝶か！！

という発想にしかならず。しかし、家には自分一人。
見間違いかもしれないとは言え、近寄って確認は無理。
虫だった場合、たとえ蝶でも退治は無理。
近づいて気配に気付かれ、逃げられたら精神が大混乱。

でも寝たい

ということで、自室でのうたた寝は諦めて、
仕方なく両親の部屋にあるコタツにて、うたた寝。
夕方過ぎ、母親が帰ってきたため、
原因の物体を確認してもらったところ――

洗濯方法云々描かれたアイコンのタグだった

というお騒がせな結果。
服とかにも付いてる正方形位の小さな布切れみたいなやつ。
何かの拍子で一部分が剥がれて、垂れ下がってたもよう。
それが位置的に、蛾が逆さまにくっ付いてるように見えて、
一人、ギャー！！という状態だったらしいです。

……一方では冷静じゃいられなくなるし、
一方では異常だと思う自分がいる、というのは
何とも不思議な感覚だ。……何とかならないのかな、これ。